弁護士に依頼すると必ず裁判をすることになるのですか?
1 弁護士に依頼する=裁判をするということではない
弁護士=裁判をする職業だと思っている人は少なくないかもしれません。
中には、弁護士に依頼するのは、裁判をしたいときや裁判をしなければならないようなときに限られると思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし実際には、弁護士に依頼するとどんな事件でも必ず裁判になるというわけではありません。
裁判以外にも問題を解決する方法はありますので、弁護士は依頼者の方にとって適切な解決方法を検討し、ご提案させていただきます。
また、裁判をしない場合には弁護士に頼む必要はない・メリットがないとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、裁判を望まない場合にも、弁護士がお力になれるケースは多くあります。
2 裁判は解決のための選択肢の一つにすぎない
通常、裁判を行う場合は、解決まで1年以上かかってしまうことも少なくありません。
また、裁判を行うためには、その裁判費用や弁護士の日当など、相応の費用が発生します。
また、裁判は厳格な主張と立証が求められるため、それに耐えうるだけの証拠収集のための費用も必要になる場合があります。
上記のような時間的・金銭的なデメリットもあるので、必ずしも裁判を行うことが最良の解決方法とは限りません。
弁護士は、依頼者の方の意思を尊重し、また、その利益を最大化するための存在です。
そのための最良の方法を検討し、ご提案させていただきます。
3 交通事故の多くのケースは示談で解決可能
交通事故の場合、治療が終了すると、保険会社から示談金の提案があります。
その金額は、交通事故の被害者の方がご自身で交渉しても、なかなか変わらないことも少なくありません。
しかし、弁護士が介入して交渉した場合には、裁判をすることなく交渉だけで示談金の増額が可能なケースは多くあります。
そのため、裁判をせずとも、保険会社との示談交渉を弁護士に依頼するメリットがある場合は多いといえます。
4 治療中のサポートもお任せください
また、交通事故の示談金は、今までの通院の経過や治療の内容などによって、金額の大小が変わってくることがあります。
そのため、交通事故に精通した弁護士が通院段階からアドバイス・サポートさせていただくことで、漫然と保険会社に言われるがままに通院するよりも、多くの示談金を得られる可能性があります。
当法人では、示談交渉に限らず、通院段階や、万が一後遺障害が残ってしまった場合の後遺障害申請まで、トータルでサポートさせていただくことが可能です。
5 交通事故のお悩みは弁護士にお任せください
以上のように、弁護士の仕事は裁判だけではなく、交通事故の示談交渉や通院中のサポートなど、裁判を望まない場合でも、依頼するメリットがある場合が少なくありません。
弁護士に相談・依頼することは、けして大げさなことではありません。
まずは一度、ご相談いただくことをおすすめいたします。
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