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弁護士法人心 池袋法律事務所

むちうちの症状があるのか疑われるのはどのようなケースですか?

  • 文責:所長 弁護士 田中浩登
  • 最終更新日:2024年6月20日

1 むちうちが疑われるのはどんなとき

交通事故でむちうちの症状が出てしまう方は残念ながら多くいらっしゃいます。

しかし、むちうちの怪我は骨折などとは違って、外見からではその痛みや苦しさはわからず、医師であってもその症状の原因やどのくらいで改善するのかがわからないことが多いものです。

そのため、むちうちの症状で辛いにもかかわらず、本当にその症状があるのかどうか相手方の保険会社等から疑われてしまうことがあります。

疑われるかどうかは相手方によるところなので何ともしようがありませんが、本当にむちうちの症状があるかどうか疑われる典型的なケースはいくつかあります。

まず、病院での通院頻度が適切でない場合。

具体的には、病院にほとんど行っていない、病院への通院頻度が月1回よりも少ない。

逆に、病院や接骨院などの医療機関に通い過ぎている、事故から数か月経っているのに毎日通院し続けている等。

次に、保険会社との適切なコミュニケーションを怠っている場合。

例えば、保険会社から身体の様子の問い合わせが来たときに隠し事をする、そもそも着信があっても対応しないような場合。

他には、事故後に運動を継続しているような場合、特にそれをSNSなどにアップロードしているような場合。

また、別の観点から、交通事故が3度目以上である場合には、通常の人よりも交通事故が多いということで、保険金目的ではないかと疑われやすくなります。

2 まずはむちうちが疑われないようにすることが大事

むちうちの症状の存在が疑われたとして、医師でもむちうちの症状の存在の証拠を示すことは不可能なので、その疑いを晴らすことはできません。

なので、できることはそもそも疑われないように行動することが重要です。

しっかり、適切な頻度で病院へ通院し、その際に医師に正確に症状を伝える。

保険会社の問い合わせに対しては誠実かつ早急に対応する。

身体が既に治っているのではないかと疑われるような行動は控える。

これらのことを意識して、しっかりむちうちの治療を受けてください。

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